2019年カナダグランプリ
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| レース詳細 | |||
|---|---|---|---|
|
| |||
| 日程 | 2019年シーズン第7戦 | ||
| 決勝開催日 | 6月9日 | ||
| 開催地 |
ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット | ||
| コース長 | 4.361km | ||
| レース距離 | 70周 (305.270km) | ||
| ポールポジション | |||
| ドライバー | |||
| タイム | 1:10.240 | ||
| ファステストラップ | |||
| ドライバー |
| ||
| タイム | 1:13.078 (69周目) | ||
| 決勝順位 | |||
| 優勝 |
| ||
| 2位 | |||
| 3位 | |||
2019年カナダグランプリ (2019 Canadian Grand Prix) は、2019年のF1世界選手権第7戦として、2019年6月9日にジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで開催された。
エントリーリスト
レギュラーシートについては前戦モナコGPから変更なし。ただし、スクーデリア・フェラーリはカナダがタバコに関する規制が厳しいことから開幕戦と同様の処置[5]を行ったため、同チームのみエントリー内容が変更されている。地元出身でウィリアムズのリザーブドライバーを務めるニコラス・ラティフィが初めて金曜午前のFP1を走行する[6]。
| チーム | No. | ドライバー | コンストラクター | シャシー | パワーユニット |
|---|---|---|---|---|---|
| 44 | メルセデス | W10 | メルセデス M10 EQ Power+ | ||
| 77 | |||||
| 5 | フェラーリ | SF90 | フェラーリ 064 | ||
| 16 | |||||
| 33 | レッドブル | RB15 | ホンダ RA619H | ||
| 10 | |||||
| 3 | ルノー | R.S.19 | ルノー E-Tech 19 | ||
| 27 | |||||
| 8 | ハース | VF-19 | フェラーリ 064 | ||
| 20 | |||||
| 55 | マクラーレン | MCL34 | ルノー E-Tech 19 | ||
| 4 | |||||
| 11 | レーシング・ポイント | RP19 | BWTメルセデス (メルセデス M10 EQ Power+) | ||
| 18 | |||||
| 7 | アルファロメオ | C38 | フェラーリ 064 | ||
| 99 | |||||
| 26 | トロ・ロッソ | STR14 | ホンダ RA619H | ||
| 23 | |||||
| 63 | ウィリアムズ | FW42 | メルセデス M10 EQ Power+ | ||
| 88 | |||||
| 40 | |||||
| ソース:[7] | |||||
- 追記
フリー走行
- FP1(金曜午前)
- 普段使用されていないコースだけに路面の汚れがひどく、各車タイヤのグリップに苦労した。メルセデスはエンジン(ICE)がフェーズ2にアップグレードされ、フェラーリはワークスのみ2基目のターボ(TC)とMGU-Hを投入した[8]。ホンダはレッドブル2台とトロ・ロッソのダニール・クビアトに対し、2基目のエナジーストア(ES)とコントロールエレクトロニクス(CE)を投入した[9]。路面がダスティだったため上位勢は20分過ぎまでコースインを控えていたが、メルセデス勢は圧倒的な速さを見せた。57分にアルファロメオのアントニオ・ジョヴィナッツィがターン8から9のシケインで挙動を乱して壁にヒットし、コース上にマシンが止まったため、5分間バーチャルセーフティカー(VSC)が導入された。その直後にミディアムでシャルル・ルクレールがメルセデス勢に続く3番手をマークしたが、ベッテルはヘアピンでスピンを喫した。他を圧倒したメルセデスだったが、終了直前にバルテリ・ボッタスのICEが燃圧低下に見舞われた[8]。トップタイムはルイス・ハミルトンの1分12秒767で、2番手のボッタスに0.2秒、3番手のルクレールに1秒の差を付けた。マックス・フェルスタッペンは4番手でフェラーリ勢に割って入った[10]。
- FP2(金曜午後)
- 序盤はメルセデス勢がFP1に続いて速さを見せたが、24分にハミルトンがFP1のジョヴィナッツィと同じ場所で挙動を乱して壁にヒットしてしまう。ハミルトンは右リアタイヤがパンクしたマシンを自力でピットへ戻した。その間にフェラーリ勢がソフトタイヤでタイムを更新していくが、セッション後半にはソフトタイヤのデグラデーションによりペースが落ちていく。セバスチャン・ベッテルは「リヤタイヤが溶けてる」と悲鳴を上げ、ミディアムを履いたルクレールもタイヤのオーバーヒートを訴えるなど不安を残した。レッドブル勢はタイムを伸ばせず、47分にはフェルスタッペンが最終コーナーのチャンピオンズウォールで右フロントタイヤを接触させてしまった。フェルスタッペンはセッション中にコースへ復帰したが、ハミルトンはマシンへのダメージがひどく最後までコースインできなかった[11]。トップタイムはルクレールの1分12秒177で、ベッテルが0.1秒差の2番手とフェラーリ勢が上位を占めた。一方、レッドブル勢はピエール・ガスリーが12番手、クラッシュしたフェルスタッペンは13番手に終わった[12]。フェルスタッペンのクラッシュは、前を走っていたガスリーからの乱流の影響を受けたものと見られる。レッドブル勢は両者ともタイヤのグリップに苦しんだ[13]。
予選
セバスチャン・ベッテルが前年のカナダGPのレコードタイムを上回った上、前年のドイツGP以来となる今季初のポールポジションを獲得した。ルイス・ハミルトンは第3セクターをまとめきれなかったことが響き2番手。シャルル・ルクレールは3番手、ルノーのダニエル・リカルドが3強チームの一部を倒し4番手に食い込んだ。レッドブル勢はピエール・ガスリーはリカルドに僅差の5番手だった。しかし、マックス・フェルスタッペンはQ2で敗退。フェルスタッペンはQ2最初のアタックでミディアムタイヤを使用したが[注 1]タイムが伸びずQ2敗退ゾーンに沈む。ソフトタイヤでのタイム更新でQ3進出を試みるが、タイム更新前にケビン・マグヌッセンがチャンピオンズウォールで大クラッシュ。赤旗が出されてタイムを記録できず11番手に終わり、Q3に進出できなかった。ただし、サインツとマグヌッセンのペナルティで決勝は9番グリッドからスタートする。ロマン・グロージャンもチームメイトのアクシデントによりQ3進出を逃した[17]。マグヌッセンはQ3に進出できたものの、このクラッシュでマシンが大破したため決勝はピットレーンからスタートする[18]。
結果
| 順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | Q1 | Q2 | Q3 | Grid |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 5 | フェラーリ | 1:11.200 | 1:11.142 | 1:10.240 | 1 | |
| 2 | 44 | メルセデス | 1:11.518 | 1:11.010 | 1:10.446 | 2 | |
| 3 | 16 | フェラーリ | 1:11.214 | 1:11.205 | 1:10.920 | 3 | |
| 4 | 3 | ルノー | 1:11.837 | 1:11.532 | 1:11.071 | 4 | |
| 5 | 10 | レッドブル-ホンダ | 1:12.023 | 1:11.196 | 1:11.079 | 5 | |
| 6 | 77 | メルセデス | 1:11.229 | 1:11.095 | 1:11.101 | 6 | |
| 7 | 27 | ルノー | 1:11.720 | 1:11.553 | 1:11.324 | 7 | |
| 8 | 4 | マクラーレン-ルノー | 1:11.780 | 1:11.735 | 1:11.863 | 8 | |
| 9 | 55 | マクラーレン-ルノー | 1:11.750 | 1:11.572 | 1:13.981 | 11 1 | |
| 10 | 20 | ハース-フェラーリ | 1:12.107 | 1:11.786 | No Time | PL 2 | |
| 11 | 33 | レッドブル-ホンダ | 1:11.619 | 1:11.800 | 9 | ||
| 12 | 26 | トロ・ロッソ-ホンダ | 1:11.965 | 1:11.921 | 10 | ||
| 13 | 99 | アルファロメオ-フェラーリ | 1:12.122 | 1:12.136 | 12 | ||
| 14 | 23 | トロ・ロッソ-ホンダ | 1:12.020 | 1:12.193 | 13 | ||
| 15 | 8 | ハース-フェラーリ | 1:12.109 | No Time | 14 | ||
| 16 | 11 | レーシング・ポイント-BWTメルセデス | 1:12.197 | 15 | |||
| 17 | 7 | アルファロメオ-フェラーリ | 1:12.230 | 16 | |||
| 18 | 18 | レーシング・ポイント-BWTメルセデス | 1:12.266 | 17 | |||
| 19 | 63 | ウィリアムズ-メルセデス | 1:13.617 | 18 | |||
| 20 | 88 | ウィリアムズ-メルセデス | 1:14.393 | 19 | |||
| 107% time: 1:16.184 | |||||||
| ソース:[19][20] | |||||||
- 追記
決勝
2019年6月9日 14:10 EDT(UTC-4)[24]
ポールポジションのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がルイス・ハミルトン(メルセデス)との争いを制し、一時はラップリーダーを奪われる場面もあったが、結果チェッカーフラッグを1位で受けた。だが、ベッテルは48周目のコースオフした際の復帰の仕方が危険だったとして、5秒のタイムペナルティとペナルティポイント2点加算を科され2位に降格。最終的な勝者はハミルトンとなった。だが、ベッテルはこの裁定に対してレース中の無線からスチュワードを批判し[25]、レース後も多数の抗議の意思[26]を示した。ベッテルは所定位置に停車せず、マーティン・ブランドルのインタビューを拒否して立ち去った。そしてパルクフェルメに停車していたハミルトンのマシンの前に置かれていた1位のボードを外し、ベッテルのマシンに停車するはずのスペースに置き、ハミルトンのマシンの前に2位のボードを置くといった行動に出た。また、1位昇格で勝者となったハミルトンもベッテルを表彰台の頂点に上げるなど配慮をみせ、レース後のインタビューでも複雑な心境であることを明かした[27][28]。
5位以下の内容は、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはルノーPU勢を上回る5位となったものの、上位争いには加われなかった[29]。ピエール・ガスリーはトラフィックに引っかかり8位に終わった[30]。トロ・ロッソのダニール・クビアトは残り3周でカルロス・サインツJr.(マクラーレン)を抜いて10位入賞を果たしたが[31]、アレクサンダー・アルボンはスタート直後にセルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)とアントニオ・ジョヴィナッツィ(アルファロメオ)に挟まれて接触しフロントウィングが壊れ、ピットイン後もペースが上がらず、フランツ・トスト代表から「パワーユニットのマイレージをセーブするため」59周でリタイアした[32]。
結果
| 順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | 周回数 | タイム/リタイア原因 | Grid | Pts. |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 44 | メルセデス | 70 | 1:29:07.084 | 2 | 25 | |
| 2 | 5 | フェラーリ | 70 | +3.658 1 | 1 | 18 | |
| 3 | 16 | フェラーリ | 70 | +4.696 | 3 | 15 | |
| 4 | 77 | メルセデス | 70 | +51.043 | 6 | 13 FL | |
| 5 | 33 | レッドブル-ホンダ | 70 | +57.655 | 9 | 10 | |
| 6 | 3 | ルノー | 69 | +1 Lap | 4 | 8 | |
| 7 | 27 | ルノー | 69 | +1 Lap | 7 | 6 | |
| 8 | 10 | レッドブル-ホンダ | 69 | +1 Lap | 5 | 4 | |
| 9 | 18 | レーシング・ポイント-BWTメルセデス | 69 | +1 Lap | 17 | 2 | |
| 10 | 26 | トロ・ロッソ-ホンダ | 69 | +1 Lap | 10 | 1 | |
| 11 | 55 | マクラーレン-ルノー | 69 | +1 Lap | 11 | ||
| 12 | 11 | レーシング・ポイント-BWTメルセデス | 69 | +1 Lap | 15 | ||
| 13 | 99 | アルファロメオ-フェラーリ | 69 | +1 Lap | 12 | ||
| 14 | 8 | ハース-フェラーリ | 69 | +1 Lap | 14 | ||
| 15 | 7 | アルファロメオ-フェラーリ | 69 | +1 Lap | 16 | ||
| 16 | 63 | ウィリアムズ-メルセデス | 68 | +2 Laps | 18 | ||
| 17 | 20 | ハース-フェラーリ | 68 | +2 Laps | PL | ||
| 18 | 88 | ウィリアムズ-メルセデス | 67 | +3 Laps | 19 | ||
| Ret | 23 | トロ・ロッソ-ホンダ | 59 | 接触ダメージ | 13 | ||
| Ret | 4 | マクラーレン-ルノー | 8 | サスペンション | 8 | ||
| ソース:[33] | |||||||
- ファステストラップ[34]
- バルテリ・ボッタス - 1:13.078(69周目)
- ラップリーダー[35]
- 追記