2019年モナコグランプリ

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日程 2019年シーズン第6戦
決勝開催日 5月26日
コース 市街地コース
モナコの旗 2019年モナコグランプリ
レース詳細
日程 2019年シーズン第6戦
決勝開催日 5月26日
開催地 モンテカルロ市街地コース
モナコの旗 モナコ モンテカルロ
コース 市街地コース
コース長 3.337km
レース距離 78周(260.286km)
決勝日天候 曇(ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1:10.166
ファステストラップ
ドライバー フランスの旗 ピエール・ガスリー
タイム 1:14.279(72周目)
決勝順位
優勝
2位
3位

2019年モナコグランプリ (2019 Monaco Grand Prix) は、2019年のF1世界選手権第6戦として、2019年5月26日モンテカルロ市街地コースで開催された。

正式名称は「FORMULA 1 GRAND PRIX DE MONACO 2019[1]

本レースでピレリが用意するドライタイヤのコンパウンドは、ハード(白):C3、ミディアム(黄):C4、ソフト(赤):C5の最も柔らかい組み合わせ。最もコンパウンドの柔らかいC5が初めて使用される[2]

レース開催を前に、ヌーベルシケインを始めとしたコースの約3分の2で路面の再舗装を行った[3]

1975年1977年1984年ドライバーズチャンピオンで、メルセデスのノンエグゼクティブチェアマンを務めるニキ・ラウダ5月20日に急逝。享年70[4]。メルセデスはラウダの死を悼み、W10のノーズに「Danke Niki(ありがとう、ニキ)」というロゴを入れ、マシンに散りばめられたスリーポインテッド・スターのひとつを赤くし[5]、土曜のFP3以降はHaloの上面も赤に染め、「Niki we miss you(ニキ、あなたがいなくて寂しいです)」のメッセージが入れられた[6]。メルセデス以外のチームやドライバーもラウダに弔意を示し、セバスチャン・ベッテルはラウダが2度のチャンピオンを獲得したフェラーリ時代のヘルメットを模したデザインを使用する[7]レッドブルトロ・ロッソも「Danke Niki」のロゴとラウダの写真をマシンにペイントした[5]。ラウダの死に深いショックを受けたルイス・ハミルトンは、水曜日のFIA記者会見を急遽欠席(チームメイトのバルテリ・ボッタスが代わりに出席)した[8]。この行為にラウダの元チームメイトだったジョン・ワトソン[注 1]は、「感傷的すぎる」とハミルトンを非難した[9]。F1を運営するリバティメディアは、決勝前にラウダの追悼セレモニーを行うことを決定した[6]

母国グランプリを迎えるシャルル・ルクレールは、ヘルメットに亡き父のエルヴェと親友のジュール・ビアンキのデザインを半分ずつ採用した特別デザインを使用する[7]

フェラーリは、前戦スペインGPワークスのみ使用した新スペックのエンジン(ICE)を、カスタマーのハースアルファロメオにも投入した[10]

記録
  • メルセデスは開幕から1-2フィニッシュを5戦連続で達成しているが、本レースでも1-2フィニッシュを果たした場合、連続1-2フィニッシュのF1記録を更新する[11][注 2]
  • キミ・ライコネンがF1通算300戦目[注 3]を迎える[12]

エントリーリスト

前戦スペインGPから変更なし。

フリー走行

木曜午前のFP1は、メルセデス勢が序盤から速さを発揮していく。18分過ぎ、テレメトリーと無線に不具合が出たハースの2台に黒旗が出された[14]。トップタイムはルイス・ハミルトンの1分12秒106で、マックス・フェルスタッペンが2番手に食い込んだ[15]カルロス・サインツJr.ERSにトラブルが発生したため、タイムを計測できなかった[16]マクラーレンはFP2を前に2基目のエナジーストア(バッテリー、ES)に交換した[17]

木曜午後のFP2も、メルセデス勢が終始他車を圧倒。序盤はミディアムタイヤでも唯一1分11秒台で1-2位を独占した。セバスチャン・ベッテルがソフトタイヤでトップに立ったものの、すぐにバルテリ・ボッタスがソフトタイヤでトップタイムを更新。ハミルトンはタイムがまとまらず苦しんだが[18]、それでも最終的にボッタスのタイムを上回る1分11秒118のトップタイムを出した。メルセデス勢は3位のベッテルに0.7秒以上の差を付けた[19]

土曜午前のFP3では、開始17分にベッテルがターン1でクラッシュし、バーチャルセーフティカー(VSC)が導入された。チームメイトのシャルル・ルクレールは1分11秒265のトップタイムをマークしたものの、FP2のメルセデス勢のタイムには及ばず[20]、VSC導入中にFIA指定のECUによって設定された最小区間タイムを超過したため、戒告処分を受けた[21]

またフリー走行では、フェラーリ勢とハミルトンがピットレーンの制限速度を超過したことにより、罰金ペナルティを受けた。

予選

2019年5月25日 15:00 CEST(UTC+2)

ルイス・ハミルトン去年ダニエル・リカルドの記録を更新する1分10秒166でポールポジションを獲得し、2位に終わったバルテリ・ボッタスの4連続ポールポジションを阻止した。ポールポジションを決めたハミルトンは無線で感情を爆発させ、さらには目頭を押さえた[22]。そしてマシンを降りると再び感情を爆発させてスタンドに駆け寄り、金網によじ登って喜びをファンと分かち合った[23]。これによりメルセデス勢は4戦連続でフロントローを独占し、連続1-2フィニッシュのF1記録更新がさらに現実味を帯びてきた。ホンダPU搭載ドライバーは全員Q3進出を果たし、レッドブルマックス・フェルスタッペンがメルセデス勢に続く3番手、ピエール・ガスリーが5番手(Q2でロマン・グロージャンのアタックを妨害したため8番グリッドに降格[24])、トロ・ロッソダニール・クビアトが8番手(ガスリーのペナルティにより7番グリッドへ繰り上がり)、アレクサンダー・アルボンが10番手となった[25]。一方、フェラーリ勢はセバスチャン・ベッテルが4番手を得るのがやっとで[26]、地元のレースを迎えたシャルル・ルクレールは、2度目のタイムアタックをさせなかったチームの判断が裏目に出て16番手に終わり、Q1敗退を喫した[27]。なお、アントニオ・ジョヴィナッツィがQ1でニコ・ヒュルケンベルグの走行を妨害したため3グリッド降格のペナルティを受けたことにより、ルクレールは15番グリッドへ繰り上がった[24]

結果

順位 No. ドライバー コンストラクター Q1 Q2 Q3 Grid
1 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:11.542 1:10.835 1:10.166 1
2 77 フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:11.562 1:10.701 1:10.252 2
3 33 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル-ホンダ 1:11.597 1:10.618 1:10.641 3
4 5 ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:11.434 1:11.227 1:10.947 4
5 10 フランスの旗 ピエール・ガスリー レッドブル-ホンダ 1:11.740 1:11.457 1:11.041 8 1
6 20 デンマークの旗 ケビン・マグヌッセン ハース-フェラーリ 1:11.865 1:11.363 1:11.109 5
7 3 オーストラリアの旗 ダニエル・リカルド ルノー 1:11.767 1:11.543 1:11.218 6
8 26 ロシアの旗 ダニール・クビアト トロ・ロッソ-ホンダ 1:11.602 1:11.412 1:11.271 7
9 55 スペインの旗 カルロス・サインツ マクラーレン-ルノー 1:11.872 1:11.608 1:11.417 9
10 23 タイ王国の旗 アレクサンダー・アルボン トロ・ロッソ-ホンダ 1:12.007 1:11.429 1:11.653 10
11 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1:12.097 1:11.670 11
12 4 イギリスの旗 ランド・ノリス マクラーレン-ルノー 1:11.845 1:11.724 12
13 8 フランスの旗 ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ 1:11.837 1:12.027 13
14 7 フィンランドの旗 キミ・ライコネン アルファロメオ-フェラーリ 1:11.993 1:12.115 14
15 99 イタリアの旗 アントニオ・ジョヴィナッツィ アルファロメオ-フェラーリ 1:11.976 1:12.185 18 2
16 16 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:12.149 15
17 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス レーシング・ポイント-BWTメルセデス 1:12.233 16
18 18 カナダの旗 ランス・ストロール レーシング・ポイント-BWTメルセデス 1:12.846 17
19 63 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ-メルセデス 1:13.477 19
20 88 ポーランドの旗 ロバート・クビサ ウィリアムズ-メルセデス 1:13.751 20
107% time: 1:16.434
ソース:[28][29]
追記
  • ^1 - ガスリーはQ2でグロージャンの走行を妨害したため、3グリッド降格とペナルティポイント1点が加算された(合計3点)[30][24]
  • ^2 - ジョヴィナッツィはQ1でヒュルケンベルグの走行を妨害したため、3グリッド降格とペナルティポイント1点が加算された(合計1点)[31][24]

決勝

第6戦終了時点のランキング

脚注

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